ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

自閉症の出生前ラットモデルにおいて、ケルセチンは行動パラメータ・δ-アミノレブリン酸脱水酵素の活性・脳の酸化的損傷の変化を防止する

Quercetin prevents alterations of behavioral parameters, delta-aminolevulinic dehydratase activity, and oxidative damage in brain of rats in a prenatal model of autism

要旨:
妊娠したラットにバルプロ酸を投与すると、生まれた子ラットは、行動テストにて自閉症の特徴を示した。また、海馬と線条体に酸化ストレス性の損傷を認めた。しかし、同時期にケルセチンを投与した群より生まれた子ラットには、このような異常はなく、ケルセチンの自閉症予防効果を強く示唆した。