潜在的な抗ウィルス薬としてのヒペロシド・イソケルセチン・ケルセチン・ケルシトリン: アフリカ豚熱ウィルスのpNP868R蛋白質との相互作用に関するin silicoシミュレーション
In silico simulation of hyperoside, isoquercetin, quercetin, and quercitrin as potential antivirals against the pNP868R protein of African swine fever virus
- 出典:
- Veterinary World
- 2024
- 17
- 171-178
- DOI:
- 10.14202/vetworld.2024.171-178
- 要旨:
- アフリカ豚熱には適切なワクチンがなく、ウィルス感染した豚の死亡率は100%になる。各種フラボノイドを対象に取上げ、アフリカ豚熱ウィルスの複製におけるmRNAのキャッピングを担う蛋白質であるpNP868Rとの親和性を分子ドッキングで検証した。予測された結合エネルギーは、以下の通り。ヒペロシド: −9.07 kJ/mol、イソケルセチン: −7.92 kJ/mol、ケルセチン: −7.65 kJ/mol、ケルシトリン: −8.50 kJ/mol。