ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはインスリン/IGF1シグナル伝達経路とオートファジーの活性化により、ハンチントン病を保護する: 線虫(Caenorhabditis elegans)モデルでの研究

Rutin protects Huntington’s disease through the insulin/IGF1 (IIS) signaling pathway and autophagy activity: Study in Caenorhabditis elegans model

要旨:
ハンチントン病のモデル線虫(Caenorhabditis elegans)を用いる、ルチンの薬効評価。モデル線虫にルチンを作用させると、筋肉中でのポリグルタミンの凝集が抑制され、この凝集に起因する神経死が抑えられ、結果として線虫の寿命が延びた。ルチンが有する抗酸化作用に加え、インスリン/IGF1シグナル伝達を活性化するメカニズムが示唆された。