シクロホスファミドが誘発した精巣損傷における、ケルセチンによる炎症とアポトーシスの予防
Preventive effects of quercetin against inflammation and apoptosis in cyclophosphamide-induced testicular damage
- 出典:
- Iranian Journal of Basic Medical Sciences
- 2024
- 27
- 647-656
- DOI:
- 10.22038/IJBMS.2024.74458.16177
- 要旨:
- シクロホスファミドを投与したラットは、血中のテストステロン・卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモンが低下し、精細管と胚上皮は縮小して、精巣損傷を誘発した。しかし、ケルセチンの投与はこの様な異常を軽減して、精巣保護効果を発揮した。ケルセチンはNF-κBとBaxを減少し、Nrf2とBcl-2は上昇して、抗炎症作用を発揮すると共にアポトーシスを抑制した。