ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを封入した中空メソポーラスシリカナノ複合材料にて、歯の侵食と摩耗の抑制を強化する

Enhancing the inhibition of dental erosion and abrasion with quercetin-encapsulated hollow mesoporous silica nanocomposites

著作名:
Jia-Min Chen
Yi-Ling Cheng
Meng-Hui Yang
Chen Su
Hao Yu
出典:
Frontiers in Bioengineering and Biotechnology
2024
12
1343329
DOI:
10.3389/fbioe.2024.1343329
キーワード:
象牙質
浸食
摩耗
ケルセチン
メソポーラスシリカ
要旨:
象牙質標本(2 mm X 2 mm X 2 mm)を5分し、水・フッ化カリウム・ケルセチン・中空メソポーラスシリカ複合材料・ケルセチンを封入した中空メソポーラスシリカ複合材料(Q@HMSNs)のそれぞれで処置した。その後、侵食的な刺激(1日4回)および摩耗的な刺激(1日2回)を加え、7日間継続した。Q@HMSNは象牙質の細管を閉塞した結果、象牙質有機基質(コラーゲンを中心とする象牙芽細胞の分泌物)を厚くした。Q@HMSNは他群と比べて顕著に、象牙質の侵食的な損失が少なく、コラーゲンペプチドの流出を抑制した。