ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはブタ小腸のバリア機能を改善するが、パイエル板では改善しない

Quercetin Improves Barrier Properties in Porcine Small Intestine but Not in Peyer’s Patches

著作名:
Valeria Cornelius
Linda Droessler
Salah Amasheh
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2024
25
1530
DOI:
10.3390/ijms25031530
キーワード:
ブタ小腸
絨毛上皮
パイエル板
ケルセチン
バリア機能
ex vivo
要旨:
ブタ小腸の絨毛上皮とパイエル板を組織培養し、ケルセチンを添加した効果を調査した。ケルセチンは絨毛上皮の経上皮電気抵抗を高めて、バリア機能の増強を示唆したが、パイエル板では変化が見られなかった。ケルセチンによるクローディン-4の上方調節とクローディン-2の下方調節も、絨毛上皮のみで見られた。よって、絨毛上皮とパイエル板ではバリア特性が異なることを示唆した。