ジメチルニトロソアミンが誘発しフェノバルビタールが促進する肝細胞癌のラットモデルにおける、ケルセチン・シリマリン・両者の組合せを封入したニオソームの効果
Effect of Niosomal Encapsulation of Quercetin and Silymarin and their Combination on Dimethylnitrosoamine-induced and Phenobarbitalpromoted Hepatocellular Carcinoma in Rat Model
- 出典:
- Current Drug Discovery Technologies
- 2024
- 21
- e250124226254
- DOI:
- 10.2174/0115701638278205231231153851
- 要旨:
- ジメチルニトロソアミンで惹起した肝細胞癌のモデルラットに、ケルセチンのみ含むニオソーム、シリマリンのみ含むニオソーム、両者の組合せを含むニオソームをそれぞれ投与した。組合せのニオソーム製剤は、α-フェトプロテイン(肝細胞癌で高発現する糖蛋白)と癌胎児性抗原を顕著に低減し、肝細胞癌で減少した抗酸化物質(SODおよび一酸化窒素)を回復した。