ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは酸化ストレスとPERK/IRE1α/ATF6シグナル伝達経路を阻害して、カドミウムがBRL-3A細胞に誘発したアポトーシスを軽減する

Quercetin alleviates cadmium-induced BRL-3A cell apoptosis by inhibiting oxidative stress and the PERK/IRE1α/ATF6 signaling pathway

要旨:
カドミウムで刺激したBRL-3A細胞は、生存率が減少し、細胞内の活性酸素種が上昇し、アポトーシスが増大した。また、小胞体ストレスに関連するGRP78・IRE1α・XBP1・ATF6の発現と、アポトーシスに関連するカスパーゼ-12・カスパーゼ-3・Baxの発現が、mRNAと蛋白質の両方のレベルで増大した。ケルセチンもしくは4-phenylbutyrate(小胞体ストレス阻害剤)の共投与は、カドミウムがもたらす悪影響を軽減して、BRL-3A細胞の生存率を回復した。