ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フコキサンチン・β-カロテン・没食子酸・ケルセチン・アスコルビン酸の抗酸化作用に基づく赤血球保護の評価における、ABOおよびRhD血液型の影響

Impact of the ABO and RhD Blood Groups on the Evaluation of the Erythroprotective Potential of Fucoxanthin, β-Carotene, Gallic Acid, Quercetin and Ascorbic Acid as Therapeutic Agents against Oxidative Stress

要旨:
フコキサンチン・β-カロテン・没食子酸・ケルセチン・アスコルビン酸は全て、赤血球にて細胞膜を損なうことなく、過酸化ラジカルが誘発する酸化ストレスを軽減した。この赤血球保護作用は、A抗原の存在下で増強された。ABO血液型を決定する因子であるが、乳癌や皮膚癌とも関連しているため、抗酸化作用に基づく抗癌効果を議論する上で重要な知見である。