ケルセチンによる糖尿病性足潰瘍の治療メカニズムを、ネットワーク薬理学と分子ドッキングにて解明する
Mechanistic investigation of quercetin in the management of diabetic foot ulcer by network pharmacology and molecular docking
- 出典:
- Pharmacological Research - Modern Chinese Medicine
- 2024
- 10
- 100373
- DOI:
- 10.1016/j.prmcm.2024.100373
- 要旨:
- 京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)を解析した結果、ケルセチンの主要な経路はMMP-9であった。分子ドッキングの結果、ケルセチンはMMP-9と高い親和制を示した。蛋白質間相互作用の解析結果は、糖尿病性足潰瘍におけるIL-17シグナル伝達経路・白血球の経内皮遊走・アテローム性動脈硬化を軽減するケルセチンの標的として、MMP-9が示唆された。