ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケンフェロールとケルセチンのグルクロン酸代謝物は、AKT PHドメインを標的とし、AKT /GSK3βシグナル伝達経路を活性化し、グルコース代謝を改善する

The glucuronide metabolites of kaempferol and quercetin, targeting to the AKT PH domain, activate AKT/GSK3β signaling pathway and improve glucose metabolism

要旨:
ケルセチンおよびケンフェロールの主代謝物、グルクロン酸抱合体はともに、セリン/スレオニンキナーゼAKTのN末に存在するPHドメインに高い親和性を示した。KD値は、ケルセチンーグルクロン酸抱合体が10.8 μM、ケンフェロールーグルクロン酸抱合体が27.6 μMであった。両者ともにAKT/GSK3βシグナル伝達を活性化して、グルコース代謝を改善した。