ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

バルク油の超分子酸化におけるケルセチンの抗酸化作用: 物質移動ネットワークにおけるポリリシノール酸ポリグリセロール(PGPR)の役割

Antioxidant functions of quercetin in supramolecular oxidation of bulk oil: Role of polyglycerol polyricinoleate in the mass transfer network

要旨:
菜種油に乳化剤ポリリシノール酸ポリグリセロール(PGPR)を添加した際の、ケルセチンの抗酸化作用に及ぼす影響を調査した。PGPRの存在はケルセチンの水素供与と電子伝達を改善して、ケルセチンの抗酸化作用を17.7%増強した。PGPRによる改善には、酸化の副反応におけるケルセチン分子とケルセチンラジカルの関与を減少した。