グルタミン酸ナトリウムが誘発した免疫毒性にて、ケルセチンは胸腺細胞および脾細胞のトール様受容体(TLR)を調節して、NF-κBおよびJAK/STATシグナル伝達を阻害する
Quercetin inhibits NF-kB and JAK/STAT signaling via modulating TLR in thymocytes and splenocytes during MSG-induced immunotoxicity: an in vitro approach
- 出典:
- Molecular Biology Reports
- 2024
- 51
- 277
- DOI:
- 10.1007/s11033-024-09245-7
- 要旨:
- グルタミン酸ナトリウムで刺激したラット由来の胸腺細胞および脾細胞に、ケルセチンを投与した。ケルセチンは細胞の生存率を改善し、乳酸脱水素酵素の漏出を抑制した。グルタミン酸ナトリウムがもたらしたIL-1β・IL-6・IL-8・TNF-αの上昇と、NF-κBとJAK/STAT経路の活性化も、ケルセチンが改善した。ケルセチンはまた、フリーラジカルを中和し抗酸化物質を増大して、トール様受容体(TLR)作動薬による酸化ストレスに対抗した。