ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

鉛中毒の母親の子ラットにおける、腸内カルボヒドラーゼ活性に対するケルセチンの影響

Effect of Quercetin on the Intestinal Carbohydrases Activity in the Offspring of the Lead Intoxicated Mother

要旨:
授乳中のメスラットに飲料水の代わりに0.2%酢酸鉛水を飲ませ、鉛中毒を誘発した。鉛中毒のラットの母乳で育った子ラットは正常な母乳の子と比べて、体重と小腸の粘膜が少なく、二糖分解酵素(二糖を単糖に分解する酵素)が過剰に活性化した。しかし、生後3~20日にケルセチンを投与すると、体重と小腸の粘膜の減少を抑制し、二糖分解酵素の活性を鎮圧した。