ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病と変形性関節症における共通遺伝子の同定とケルセチンの役割

Identification of the shared genes in type 2 diabetes mellitus and osteoarthritis and the role of quercetin

著作名:
Siyuan Song
Jiangyi Yu
出典:
Journal of Cellular and Molecular Medicine
2024
28
e18127
DOI:
10.1111/jcmm.18127
キーワード:
糖尿病
変形性関節症
共通遺伝子
ネットワーク薬理学
ケルセチン
要旨:
各種データベースより取得したII型糖尿病と変形性関節症に共通する標的遺伝子は、12種であった。機能エンリッチメント解析の結果、p53・IL-17・NF-κB・MAPKの各シグナル伝達経路に関与していた。その結果、SRC・HSP90AA1・AKT1・EGFRが標的蛋白質であると結論した。さらに、フェロトーシスと免疫の調節は、両疾患において相互に関連していた。ケルセチンは共有遺伝子を特異的に標的としており、両疾患の治療に有望である。