HaCaT細胞およびマウスの皮膚にUVBが誘発した損傷における、イソケルシトリンの抗炎症作用・抗酸化作用・MAPKとJAK2/STAT3経路の調節を介する保護
Protective effect of isoquercitrin on UVB-induced injury in HaCaT cells and mice skin through anti-inflammatory, antioxidant, and regulation of MAPK and JAK2-STAT3 pathways
- 出典:
- Photochemistry and Photobiology
- 2024
- 100
- 1507-1518
- DOI:
- 10.1111/php.13919
- 要旨:
- 紫外線B波(UVB)を照射したHaCaT細胞にイソケルシトリンを投与すると、活性酸素種とマロンジアルデヒドを低減し、SODの活性を向上した。イソケルシトリンはまた、UVBがもたらしたCOX-2・IL-6・IL-1β・TNF-αの上昇を軽減して抗炎症作用を発揮するとともに、表皮の肥厚を改善した。イソケルシトリンがMAPK経路とJAK2/STAT3経路を阻害した結果、AP-1・MMP-1・MMP-3・リン酸化されたp38・リン酸化されたJNK・リン酸化されたERK・カスパーゼ-9・カスパーゼ-3が減少した。