ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Acacia leucophloea Willd: II型糖尿病に対する多標的治療効果

Acacia leucophloea (Roxb.). Willd.: Multi-targeted therapeutic efficacy against type 2 diabetes mellitus

要旨:
Acacia leucophloea(東南アジアに生息するマメ科の植物)より、アピゲニン-7-O-グルコシドとイソケルシトリンを単離した。イソケルシトリンはIC50値4.28±0.32 μMにて、II型糖尿病の治療標的であるDPP-IVを阻害した。また、アピゲニン-7-O-グルコシドは200 μMにて、同酵素を81.57±2.66%阻害した。筋管細胞L6へのグルコース取込みの増加度を50 μMの濃度で比較したとこと、既存の糖尿病治療薬であるメトホルミンの6.1%に対して、アピゲニン-7-O-グルコシドが11.5%、イソケルシトリンが11.0%であった。