ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ストレプトゾトシンがC6細胞に誘導した炎症における、ケルセチンとロスマリン酸の効果

Assessment of Anti-Inflammatory Activity of Quercetin and Rosmarinic Acid Induced by Streptozotocin in C6 Cells: A Comparative Study

要旨:
ストレプトゾトシンで刺激した神経膠腫細胞株C6にケルセチンもしくはロスマリン酸を投与すると、抗酸化作用と抗炎症作用を発揮した。抗酸化作用: マロンジアルデヒドと活性酸素種の減少、グルタチオンの増大。抗炎症作用: TNF-α・IL-6・NF-κB・一酸化窒素の減少、IL-10の増大。ケルセチンとロスマリン酸はまたp53を上方調節して、C6における細胞周期の停止およびアポトーシスの誘導を示唆した。