ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボリックシンドロームを背景とする非アルコール性脂肪肝疾患患者の高脂血症の治療における、ケルセチンの併用効果

Increasing the efficiency of hypolipidemic therapy with the combined use of quercetin in patients with non-alcoholic fatty liver disease on the background of the metabolic syndrome

要旨:
メタボリックシンドロームを背景とする非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)患者の治療における、ケルセチンの併用が与える影響を検証した臨床研究。被験者86名を2群に分け、対照群45名は通常の治療としてロスバスタチンの投薬のみ行った。介入群41名は、ロスバスタチンの投薬に加えて、ケルセチン40 mgを1日3回摂取した。治療90日目の血液検査の結果、NAFLDの監視項目の一つである血中サイトケラチン-18は、ケルセチン併用群にて有意に低下した(P<0.05)。