ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

デンプンと消化酵素におけるケルセチンの組合せ効果として、ラットの食後血糖値が低下する

The combination effects of quercetin on starch and digestive enzymes reduce postprandial blood glucose in rats

著作名:
Jian-Feng Zhou
Hai-Xia Xu
Zhong-Ping Yin
Ji-Guang Chen
Qing-Feng Zhang
出典:
European Food Research and Technology
2024
250
1189–1199
DOI:
10.1007/s00217-023-04455-y
キーワード:
ケルセチン-デンプン複合体
α-グルコシダーゼ
ラット
食後血糖値
動物実験
要旨:
ケルセチンはデンプンと複合体を形成し、ケルセチンの割合が増加するとデンプンの消化率が低下した。ケルセチンはα-グルコシダーゼに非常に強い阻害活性を示したが、α-アミラーゼに対する阻害活性は弱かった。ケルセチン-デンプン複合体をラットに投与すると、食後血糖値を顕著に低下した。ケルセチンはまた、スクロースとマルトースを投与した後の食後血糖値も改善した。