ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

化学療法が誘発した血小板減少症のラットモデルにおける、ケルセチン・ユカン果実抽出物・桑葉抽出物・イチョウ葉抽出物の回復効果

Effects of quercetin and extracts from Phyllanthus emblica, Morus alba, and Ginkgo biloba on platelet recovery in a rat model of chemotherapy-induced thrombocytopenia

要旨:
ケルセチンの含量はユカン果実抽出物 > 桑葉抽出物 > イチョウ葉抽出物の順番であり、抗酸化作用の強さと一致していた。それぞれの抽出物を健康なラットに投与しても、血小板の量に変化はなかった。シクロホスファミドで惹起した血小板減少症のモデルラットに投与すると、血小板の量は対照の−71%に対してケルセチン: −5.41%、ユカン果実抽出物: −4.29%、桑葉抽出物: −40.77%、イチョウ葉抽出物: −14.24%であり、回復効果を認めた。