ケンフェロール・ケルセチン・ルテオリンによる、2型ヒトパラインフルエンザウィルス複製のin vitro阻害
Inhibitory effects of kaempferol, quercetin and luteolin on the replication of human parainfluenza virus type 2 in vitro
- 著作名：
- Kae Sakai-Sugino
- Jun Uematsu
- Hidetaka Yamamoto
- Sahoko Kihira
- Mitsuo Kawano
- Miwako Nishio
- Masato Tsurudome
- Hidehisa Sekijima
- Myles O'Brien
- Hiroshi Komada
- 出典：
- Drug Discoveries & Therapeutics
- 2024
- 18
- 16-23
- DOI：
- 10.5582/ddt.2023.01099
- 要旨：
- 2型ヒトパラインフルエンザウィルス(hPIV-2)の複製を阻害するフラボノイドを探索した結果、ケンフェロール・ケルセチン・ルテオリンに活性を認めた。ケンフェロールはhPIV-2の複製を1/10,000未満に減少し、ゲノムとmRNAの合成を部分的に阻害したが、蛋白質の合成までは阻止できなかった。ケルセチンはhPIV-2の複製を1/10,000未満に減少し、ゲノム・mRNA・蛋白質の合成を部分的に阻害した。ルテオリンはhPIV-2の複製を1/100,000未満に減少し、ゲノム・mRNA・蛋白質の合成を大幅に阻害した。