ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは高血圧の被験者の血圧を下げる

Quercetin Reduces Blood Pressure in Hypertensive Subjects

要旨:
高血圧の予備軍19名およびステージ1の高血圧患者22名を対象とする、二重盲検臨床研究。2群に分け、ケルセチン730 mg/day (365 mgを1日2回)もしくはプラセボを2週間摂取した。その後、2週間のウォッシュアウト期間を経て、対象を入換えた2週間の服用期間を設け、クロスオーバーとした。服用内容とは関係なく、高血圧予備軍の血圧には変化がなかった。一方、ステージ1の被験者は、両群間で有意差(P<0.01)のある降圧効果を認めた。ケルセチンの服用により、収縮期が7±2 mmHg、拡張期で5±2 mmHgほど下がった。