原油蒸気の吸入が引き起こすラット胎盤の組織学的変化・生化学的および酸化的ストレスにおける、ケルセチンの調節効果
Modulatory effects of quercetin on histological changes, biochemical and oxidative stress of rat placenta induced by inhalation exposure to crude oil vapor
- 出典:
- Reproductive Toxicology
- 2024
- 125
- 108560
- DOI:
- 10.1016/j.reprotox.2024.108560
- 要旨:
- 妊娠15~20日目に原油蒸気に暴露したラットの胎盤は、重量・直径・厚さ・栄養芽細胞が大幅に減少した。原油蒸気はまた、胎盤組織中のカスパーゼ-3とマロンジアルデヒドを上昇し、総抗酸化能・カタラーゼ・GPx・SODは減少して、アポトーシスと酸化ストレスをもたらした。しかし、ケルセチンの同時投与は、組織の変化・酸化ストレス・カスパーゼ-3の発現が減少した。