ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

南極オキアミ油とケルセチンとを共担持したリポソームの調製・物性評価・オレイン酸が誘発した脂肪肝と酸化ストレスの保護効果

Preparation and characterization of Antarctic krill oil/quercetin co-loaded liposomes and their protective effect on oleic acid-induced steatosis and oxidative stress in vitro

著作名:
Yu-Jie Li
Hai Chi
Guo-Qin Liu
出典:
Food & Function
2024
15
2103-2114
DOI:
10.1039/D3FO04291J
キーワード:
南極オキアミ油
ケルセチン
リポソーム
模擬消化
HepG2
脂肪肝
抗酸化作用
抗炎症作用
要旨:
南極オキアミ油とケルセチンとを共担持して、新規リポソームを設計した。得られたリポソーム製剤は、高い酸化安定性を備え、模擬消化液にてケルセチンの放出を制御した。すなわち、胃液条件下ではケルセチンの放出を抑制し、腸液条件下で選択的に放出した。オレイン酸でHepG2を刺激した脂肪肝の細胞モデルにリポソーム製剤を投与すると、活性酸素種・マロンジアルデヒド・TNF-α・IL-6が著しく減少した。