イソケルセチン-ゼイン系ナノ粒子における、多重分光法と分子ドッキングによる相互作用メカニズムに関する洞察と抗酸化作用
Multi-spectroscopies and molecular docking insights into the interaction mechanism and antioxidant activity of isoquercetin and zein nanoparticles
- 出典:
- International Journal of Biological Macromolecules
- 2024
- 263
- 130412
- DOI:
- 10.1016/j.ijbiomac.2024.130412
- 要旨:
- 溶媒沈殿法にてイソケルセチン-ゼイン系ナノ粒子を得た。イソケルセチン/ゼイン=1:10の重量比であり、平均粒径は126.67 nmであった。多重分光法と分子ドッキングの結果、イソケルセチンとゼインは水素結合とファンデルワールス力で相互作用した。また、イソケルセチンによるゼインの蛍光消光メカニズムは、主に静的消光であった。ナノ粒子は溶解性と抗酸化活性が高く、模擬胃液中におけるイソケルセチンの放出を阻害した。