ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持した固体脂質ナノ粒子の最適化・物性評価・結腸直腸癌の治療への応用

Optimization and characterization of quercetin-loaded solid lipid nanoparticles for biomedical application in colorectal cancer

要旨:
ケルセチンを担持した固体脂質ナノ粒子の調製に当たり、Box-Behnken実験計画にて、封入効率と粒子サイズを97.8±1.16%および132.16±4.1 nmで最適化した。得られたナノ製剤は、48時間に渡る持続的なケルセチンの放出を可能にした。ヒト由来結腸直腸癌細胞株Caco-2に対するナノ製剤のIC50値は49 μmol/mLであり、細胞死の大部分はアポトーシスが占め、壊死はごく僅かであった。