NHANESデータベースに基づく、米国成人における食事によるフラボノールの摂取量と死亡リスクとの関連性
Association between dietary flavonol intake and mortality risk in the U.S. adults from NHANES database
- 出典:
- Scientific Reports
- 2024
- 14
- 4572
- DOI:
- 10.1038/s41598-024-55145-y
- 要旨:
- NHANES(米国全国健康栄養調査、National Health and Nutrition Examination Survey)の計11,679人分のデータをもとに、フラボノール(イソラムネチン・ケンフェロール・ミリセチン・ケルセチン)の摂取と死亡リスクとの関係を調査したコホート研究。食物摂取頻度質問票(FFQ)より、フラボノールの摂取量を推定した。その結果、総フラボノールの摂取は、全死亡リスクを36%減少した(ハザード比: 0.64, 95%信頼区間: 0.54, 0.75)。総フラボノールの摂取はまた、癌特異的な死亡リスクを55%減少し(ハザード比: 0.45, 95%信頼区間: 0.28, 0.70)、循環器疾患特異的な死亡リスクを33%減少した(ハザード比: 0.67, 95%信頼区間: 0.47, 0.96)。