ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

バイオインフォマティクス解析によるローゼル成分(デルフィニジン配糖体・ケルセチン・ハイビスカス酸)の標的と効果

Targets and Effects of Common Biocompounds of Hibiscus sabdariffa (Delphinidin-3-Sambubiosid, Quercetin, and Hibiscus Acid) in Different Pathways of Human Cells According to a Bioinformatic Assay

要旨:
ローゼルの構成成分、すなわちデルフィニジン配糖体・ケルセチン・ハイビスカス酸の標的を明らかにすべく、バイオインフォマティクス解析を行った。デルフィニジン配糖体に関しては、窒素とグルコースの代謝・炎症・血管新生・細胞増殖に関連する遺伝子の変化、特にPI3K-AKTシグナル伝達経路に影響を与えることが明らかになった。ケルセチンは癌に関する経路が、デルフィニジン配糖体の標的と重複した。ハイビスカス酸は、神経系に関連する経路に関連する標的が明確であった。