ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

スイカズラポリフェノールの成分同定と、Nrf2/NF-κBシグナル伝達経路の調節による紫外線B波が損傷したHaCaT細胞の軽減機能

Chemical Characterization of Honeysuckle Polyphenols and Their Alleviating Function on Ultraviolet B-Damaged HaCaT Cells by Modulating the Nrf2/NF-κB Signaling Pathways

要旨:
スイカズラ(吸葛、Honeysuckle)花の粗抽出物より、ポリフェノールが豊富な画分を得た。LC-MS/MS分析の結果、構成成分をクロロゲン酸・ケルセチン・イソラムネチン・ルテオリンと同定した。ポリフェノール画分は、紫外線B波を照射したHaCaT細胞に修復効果を示した。ポリフェノール画分はNrf2の核移行を促進し、下流にあるSODとカタラーゼの活性が増加した結果、細胞内の活性酸素種とマロンジアルデヒドを低減した。ポリフェノール画分はまた、TLR4を下方調節し、NF-κBの核移行を抑制して、TNF-α・IL-6・IL-1βを減少した。