ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとタンシノンはミトコンドリアの酸化とオートファジーを防ぎ、SIRT1/SIRT3-FOXO3a軸を介してKGN細胞のアポトーシスを阻害する

Quercetin and tanshinone prevent mitochondria from oxidation and autophagy to inhibit KGN cell apoptosis through the SIRT1/SIRT3-FOXO3a axis

著作名:
Qingzhi Wan
Lisha Tang
Kaili Jin
Xuanyi Chen
Yinghuan Li
Xiaofeng Xu
出典:
Cellular and Molecular Biology
2024
70
257-263
DOI:
10.14715/cmb/2024.70.2.36
キーワード:
卵巣顆粒膜細胞
KGN
アポトーシス
ケルセチン
タンシノン
SIRT1/SIRT3-FOXO3a
要旨:
ヒト卵巣顆粒膜細胞株KGNをトリプトリドで刺激すると、アポトーシスを誘導する。ケルセチンもしくはタンシノンで処置すると、Bcl-2を増大し、Baxは減少してアポトーシスを抑制した。ケルセチンとタンシノンは、SIRT1/SIRT3-FOXO3a軸を介して、細胞質およびミトコンドリア内に存在するFOXO3Aを脱アセチル化した。その結果、KGN細胞内の酸化経路を遮断して、アポトーシスを阻害した。