ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ベンゼンがマウスに誘発した肝チトクロムP450 2E1の発現と活性は、ケルセチンの投与で低下する

The Benzene-induced Hepatic Cytochrome P450 2E1 Expression and Activity are Reduced by Quercetin Administration in Mice

著作名:
Jamboor-Shabestary Amir-Ata
Vardast Mohammad-Reza
Hassan Malekinejad
出典:
Current Pharmaceutical Design
2024
30
676-682
DOI:
10.2174/0113816128285832240216120053
キーワード:
ベンゼン
マウス
一酸化窒素
ミエロペルオキシダーゼ
P450 2E1
ケルセチン
動物実験
要旨:
30 ppmのベンゼンを投与したマウスは、肝中の一酸化窒素レベルとミエロペルオキシダーゼの活性が大幅に上昇した。ケルセチンは用量依存的に、これらを軽減した。ベンゼンがもたらした肝中の薬物代謝酵素P450 2E1の発現も、ケルセチンが緩和した。ケルセチンはまた、P450 2E1の活性も低下した。