異なる成長段階におけるネーブルオレンジのフラベドに含まれるフラボノイドの、メタボロミクス解析によるスクリーニングと定量化
Targeted screening and quantification of flavonoids in the flavedo of navel oranges at different growth stages based on metabolomics technology
- 出典:
- Food Chemistry Advances
- 2024
- 4
- 100659
- DOI:
- 10.1016/j.focha.2024.100659
- 要旨:
- 各成長段階における、オレンジのフラベド(柑橘類の果皮の外皮)に含まれるフラボノイドの推移を、LC-MSにて追跡した。その結果、ルチン・イソシネンセチン・イソラムネチンは生育期間中に増加し、その後は減少した。一方、タンゲレチンとノビレチンは、果実の成熟の進行とともに徐々に減少した。イソラムネチンの含量は、ナリルチンとタンゲレチンの合計含量と負の相関があり、同一の代謝分岐経路にあることを示唆した。