ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高血圧(予備軍を含む)で過体重~肥満の患者の24時間の自由行動下血圧と内皮機能に、ケルセチンを多く含むタマネギの外皮抽出物が及ぼす影響: 無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験

Effects of a quercetin-rich onion skin extract on 24 h ambulatory blood pressure and endothelial function in overweight-to-obese patients with (pre-)hypertension: a randomised double-blinded placebo-controlled cross-over trial

要旨:
25~65歳でBMIが25~35の70名を対象とする、二重盲検臨床研究。ランダムに2群に分け、介入群はケルセチン162 mg/dayを6週間服用し、コントロール群はプラセボを服用した。6週間のウォッシュアウト期間の後、互いの服用対象を変えた6週間のクロスオーバーとした。グループ全体としては、24時間自由行動下血圧にケルセチン vs. プラセボに有意差がなかった。しかし、サブグループ解析を行うと、ケルセチンは収縮期血圧を3.6 mmHg低下させ、有意差(P=0.022)を認めた。