イソラムネチンはPGK1/AKTを活性化して糖尿病を治療する
Isorhamnetin as a potential therapeutic agent for diabetes mellitus through PGK1/AKT activation
- 出典：
- Archives of Physiology and Biochemistry
- 2024
- 130
- in press
- DOI：
- 10.1080/13813455.2024.2323947
- 要旨：
- Vitro: HepG2細胞にてイソラムネチンは、酸化ストレスと糖化ストレスが著しく減少し、インスリン感受性の低下を抑制した。イソラムネチンは細胞内のマロンジアルデヒドと終末糖化産物とを顕著に減少した。Vivo: ストレプトゾトシンと高脂肪食で惹起したII型糖尿病のモデルマウスにイソラムネチンを投与すると、空腹時血糖値が顕著に低下した。イソラムネチンはPGK1を活性化した結果、グルコースの取込みに必須なAKTシグナル伝達経路を促進して、インスリン抵抗性を改善した。