チュニジア産ウチワサボテンの花から異なる抽出溶媒で得た抽出物の、フェノール組成と抗チロシナーゼ活性
Phenolic Composition and Anti-tyrosinase Activities of Extracts from Tunisian Opuntia ficus-indica Flowers Obtained by Different Extraction Solvents
- 出典:
- Chemistry Africa
- 2024
- 7
- 1877–1887
- DOI:
- 10.1007/s42250-024-00892-8
- 要旨:
- ウチワサボテンの花をメタノール・エタノール・アセトンで抽出し、得られた抽出物それぞれのポリフェノール含量とチロシナーゼ阻害活性を比較した。アセトン抽出物が最も高い757.67±1.21 mg/gのポリフェノール含量を記録し、その内のフラボノイドはケルセチン換算で179.00±0.58 mg/gであった。LC-MS分析の結果、イソラムネチン配糖体・ケンフェロール・ケルセチン・ルチンが構成フラボノイドであった。チロシナーゼ阻害活性は、アセトン抽出物(IC50値: 0.285±0.03 mg/mL) > メタノール抽出物(同: 0.625±0.02 mg/mL) > エタノール抽出物(同: 0.875±0.04 mg/mL)の順序であった。