ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持した多孔質ナノ送達システムは骨の免疫微小環境を改善し、miR-21a-5p/PDCD4/NF-κB経路を介して歯周炎における歯槽骨を再生する

Quercetin-loaded mesoporous nano-delivery system remodels osteoimmune microenvironment to regenerate alveolar bone in periodontitis via the miR-21a-5p/PDCD4/NF-κB pathway

要旨:
ケルセチンのバイオアベイラビリティの低さを解決すべく、多孔質ナノ材料から連続的な放出を考案した。得られたケルセチンのナノ送達システムを歯周炎の微小環境下の歯周靱帯幹細胞に作用すると、骨および血管新生能力を回復し、骨免疫を調節した。ケルセチンによる骨免疫の調節の根底は、miR-21a-5p(PDCD4の発現を阻害してNF-κBシグナル伝達を活性化するマイクロRNA)の過剰発現の抑制である。