ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはミトコンドリアの質をDNA/PKcs/SIRT5で制御して、虚血再灌流した心筋細胞の壊死を阻害する

Quercetin inhibits necroptosis in cardiomyocytes after ischemia–reperfusion via DNA-PKcs-SIRT5-orchestrated mitochondrial quality control

要旨:
虚血再灌流は心筋細胞の構造の変化をもたらすが、ケルセチンは保護効果を発揮した。虚血再灌流が続くとDNA-PKcs/SIRT5/MLKL転写物の量が変化するが、ケルセチンはDNA-PKcsを介してミトコンドリアの酸化ストレスよる心筋細胞の傷害を軽減し、ミトコンドリアのエネルギー代謝を最適に維持した。ケルセチンはSIRT5よりコハク酸を脱離して DNA-PKcs の安定性を調節した。その結果、ミトコンドリア膜とエネルギー代謝の完全性が維持された。