ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

L-NAMEが誘発した妊娠高血圧腎症ラットにおける、ケルセチンを添加したアスピリンの保護効果

Protective Effects of Aspirin Supplemented With Quercetin in L-NAME-Induced Preeclampsia-Like Rats

要旨:
L-NAMEで惹起した妊娠高血圧腎症のモデルラットに、アスピリン(1.5 mg/kg)とケルセチン(2.0 mg/kg)との組合せを投与した。組合せはそれぞれの単独投与時と比べて収縮期血圧を下げ、血中および胎盤中のTNF-αとIL-6を低下した。組合せはまた、miR-155の発現を抑制して、胎盤中のSOCS1を増大して炎症を誘導するp65のリン酸化を阻害した。