ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

エタノールが誘発した膵損傷および十二指腸粘膜の損傷における、α-トコフェロール・ケルセチン・両者の組合せの効果

Evaluation of the Effects of Alpha-Tocopherol, Quercetin and their Combination on Ethanol-Induced Pancreatic and Duodenal Mucosal injuries: An Experimental Study

著作名:
A. S. Akinrinde
T. O. Ajibade
出典:
International Journal of Biochemistry Research & Review
2024
33
14–26
DOI:
10.9734/ijbcrr/2024/v33i3860
キーワード:
エタノール
ラット
α-トコフェロール
ケルセチン
血糖値
膵保護
十二指腸保護
抗酸化作用
動物実験
要旨:
40%エタノール0.2 mLを40日間継続して投与したラットは、血糖値が顕著に上昇し、膵組織ではインスリンを分泌する膵島が収縮した。また、十二指腸粘膜ではびらんと絨毛が喪失し、炎症性細胞の浸潤が顕著であった。両組織とも、過酸化水素・マロンジアルデヒド・過酸化蛋白質の上昇と、総チオール・GPx・グルタチオンの減少が顕著であった。この様な異常は、α-トコフェロールもしくはケルセチンの投与で改善されたが、両者の組合せは更に良好な結果を与えた。