ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体はNrf2およびオートファジーを二重活性化して、リポ多糖が誘発した肺損傷を改善する

In vitro and in vivo protective potential of quercetin-3-glucuronide against lipopolysaccharide-induced pulmonary injury through dual activation of nuclear factor-erythroid 2 related factor 2 and autophagy

要旨:
ヒト由来肺線維芽細胞MRC-5をリポ多糖で刺激して、肺損傷の細胞モデルとした。ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体はNrf2シグナル伝達を活性化し、活性酸素種の生成を抑制してリポ多糖による損傷を軽減した。siRNAにてNrf2をサイレシングした細胞では、ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体の効果が打消された。ケルセチン-3-グルクロン酸抱合体はまた、酸性オルガネラの形成とオートファジー因子の発現を促進した。