ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メトホルミンで治療中の糖尿病ラットにて、ルチンは酸化ストレスと炎症を阻害して創傷治癒を促進する

Rutin Promotes Wound Healing by Inhibiting Oxidative Stress and Inflammation in Metformin-Controlled Diabetes in Rats

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットをメトホルミンで治療し、かつ、創傷部分にルチンナノ粒子を局所適用した。ルチンナノ粒子はNrf2を活性化し、酸化ストレスを軽減して(グルタチオン・SOD・カタラーゼの増大、マロンジアルデヒドの減少)、創傷治癒を促進した。ルチンナノ粒子はまた、C反応性蛋白質・IL-1β・IL-6・TNF-αを減少して、抗炎症作用も創傷治癒に寄与した。