ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

異なる大きさの球状金ナノ粒子が誘発するアポトーシス・酸化・組織学的変化と、肝保護におけるケルセチンの役割

The Apoptotic, Oxidative and Histological Changes Induced by Different Diameters of Sphere Gold Nanoparticles (GNPs) with Special Emphasis on the Hepatoprotective Role of Quercetin

要旨:
粒径が10, 20, 50 nmの金ナノ粒子をラットに投与した。10 nmのナノ粒子は他群と比べて顕著に、血中のAST・ALT・ALP・ビリルビンが上昇し、GPx・カタラーゼ・SODは減少した。肝組織のアポトーシスも、10 nm群で顕著に増加した。予めケルセチンを投与すると、10 nmの金ナノ粒子による悪影響が緩和され、肝毒性・酸化ストレス・アポトーシスの全てを改善した。