ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは、高血圧ラットのオートファジーの促進を通じて血管内皮機能を改善する

Quercetin improves vascular endothelial function through promotion of autophagy in hypertensive rats

著作名:
Xuemei Lin
Tuo Han
Yajie Fan
Songdi Wu
Fang Wang
Congxia Wang
出典:
Life Sciences
2020
258
118106
DOI:
10.1016/j.lfs.2020.118106
キーワード:
高血圧
ラット
ケルセチン
血管内皮
オートファジー
動物実験
要旨:
高血圧モデルラットにケルセチンを投与すると、血管内皮の機能を改善し、血圧を下げた。投与の初期段階で既に、細胞の恒常性に必要な内皮細胞のオートファジーが増えており、投与終了段階では逆に減少した。内皮細胞を培養する際に、通常条件でも酸化ストレス下でも、ケルセチンはオートファジーを促進した。従って、オートファジーは高血圧の創薬ターゲットになることが示された。