ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンおよびケルセチン誘導体の、乳癌におけるヌクレオリンとの分子相互作用

Molecular interaction of quercetin and its derivatives against nucleolin in breast cancer: in-silico and in-vitro study

著作名:
Siuli Shaw
Mukesh Chourasia
Ranu Nayak
Tushar Kumeria
Madhumita P. Ghosh
Seneha Santoshi
Sudeep Bose
出典:
Journal of Biomolecular Structure and Dynamics
2024
42
in press
DOI:
10.1080/07391102.2024.2326668
キーワード:
ヌクレオリン
ケルセチン
ケルセチン-4′-O-グルコシド
分子ドッキング
乳癌
MCF-7
要旨:
ヌクレオリンとはRNAに結合する蛋白質であり、多くの癌で過剰発現して、細胞シグナル伝達経路の機能不全の原因となる。分子ドッキングは、ケルセチンおよびケルセチン-4′-O-グルコシドのヌクレオリンに対する結合エネルギーを、−46.9および−63.7 kcal/molと算出した。ヒト由来乳癌細胞株MCF-7にてケルセチンは、ヌクレオリンの発現を15.2倍(48時間)と2.51倍(72時間)軽減した。