ケルセチンとフィセチンの経口投与は、紫外線に曝露によるマウスの発癌を増強する
Oral administration of quercetin and fisetin potentiates photocarcinogenesis in UVR-exposed hairless mice
- 著作名:
- Celina Pihl
- Jonatan Riber Granborg
- Fernanda Pinto
- Peter Bjerring
- Flemming Andersen
- Christian Janfelt
- Merete Haedersdal
- Catharina Margrethe Lerche
- 出典:
- Phytomedicine Plus
- 2024
- 4
- 100547
- DOI:
- 10.1016/j.phyplu.2024.100547
- 要旨:
- マウスにケルセチン・フィセチン・ルチン・ニコチンアミドをそれぞれ投与して、UVを照射した。UV照射は、週3回、皮膚が赤くなるまで行った。無投与の対照と比べて、ケルセチンとフィセチンは発癌までの時間を短縮して、発癌作用を認めた。ルチンは対照と差がなく、ニコチンアミドのみが発癌を有意に遅らせた。腫瘍組織の成長も、ケルセチンとフィセチンが促進した。また、いずれの薬物も、皮膚に蓄積することはなかった。