ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはBmi-1の発現を調節して、心肺蘇生のラットモデルの炎症・MMP-2の活性化・アポトーシスを抑制する

Quercetin protects against inflammation, MMP‑2 activation and apoptosis induction in rat model of cardiopulmonary resuscitation through modulating Bmi‑1 expression

要旨:
窒息法で惹起した心肺蘇生のモデルラットにケルセチンを投与すると、左室駆出率・左室内径短縮率・駆出率・左室重量-体重比を顕著に回復した。ケルセチンはラットにおける、活性酸素種の発生・炎症・MMP-2の発現を阻害すると同時に、カスパーゼ-3の活性とBmi‑1蛋白質の発現も抑制した。従って、心肺蘇生において、Bmi‑1の発現がもたらす炎症・MMP-2の活性化・アポトーシスは、ケルセチンが阻害した。