ケルセチンを含むPluronic®F127/キトサン-ミリスチン酸混合ミセルの調製・物性評価・肝保護活性
Preparation, Characterization, and Hepatoprotective Activity Evaluation of Quercetin-loaded Pluronic® F127/Chitosan-Myristic Acid Mixed Micelles
- 出典:
- Current Drug Delivery
- 2024
- 21
- in press
- DOI:
- 10.2174/0115672018278618240304054731
- 要旨:
- 非イオン性界面活性剤Pluronic®F127とキトサン-ミリスチン酸共重合体とを1:1で混合してミセルを形成し、ケルセチンを担持した。ケルセチンの封入効率は95.10%であり、粒径は34.08 nmであった。ラットから採取した腸管を用いるex vivo試験にて、混合ミセルはフリーのケルセチンに比べて透過性が大幅に向上した。四塩化炭素で惹起した肝毒性のモデルラットに混合ミセルを投与すると、肝機能のマーカー酵素の値を顕著に改善した。