ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはマウスの痛風を抑制する: オピオイド依存性のインフラマソーム制御の誘導

Quercetin inhibits gout arthritis in mice: induction of an opioid-dependent regulation of inflammasome

要旨:
尿酸ナトリウムで惹起した痛風のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。ケルセチンは機械的に測定した痛覚過敏を顕著に改善し、白血球の動員を減少し、TNF-αとIL-1βの産出を阻害した。ケルセチンはまた、インフラマソームのmRNA発現を阻害すると共に、NF-κBの活性化を抑制した。別途実施した、マクロファージを尿酸ナトリウムで刺激するvitro実験においても、ケルセチンはインフラマソームの活性化を抑制した。