エールリッヒ腹水癌マウスの脳組織におけるルチンの抗発癌効果を、マイクロコンピューター断層撮影および組織学的手法で評価する
Evaluation of the anticarcinogenic effects of Rutin on brain tissue in mice with Ehrlich ascites carcinoma by micro-computed tomography and histological methods
- 出典:
- Asia-Pacific Journal of Clinical Oncology
- 2024
- 19
- in press
- DOI:
- 10.1111/ajco.14058
- 要旨:
- 古典的な組織学的評価法であるHE染色法に加えて、マイクロコンピューター断層撮影(マイクロCT)を併用して、ルチンの薬効を評価した。すなわち、エールリッヒ腹水癌のマウスをルチン投与群と対照群の2群に分け、処置を行った。対照群の脳組織は、細胞および血管周囲空間が拡張し、皮質および海馬領域で多数の変性ニューロンを検出した。一方、ルチン群では損傷率が減少して、ルチンの発癌阻害効果を確認できた。